私がベトナムを初めて訪れたのは4年前にさかのぼります。
ベトナムというと「社会主義」や「アジアの国」というようなイメージしか抱いておられない方は多いのではないかと思います。
私自身ベトナムに対しては、あまりポジティブなイメージを抱いていませんでした。
「だまされる。」「スリが多い。」というような感じで。
なぜそんなイメージを抱くようになったか、それは初めて訪れた海外がタイでそこで危うくだまされかけたからです。
だからベトナムもおおよそそんなものであろうという先入観があり、どうしてもポジティブになれませんでした。
では、どうしてそんな場所を訪れることになったのか。
それはその前年に訪れたハワイがとても高くて、満足に買い物や食べ物を食べることができなかったので、物価の安いリゾート地にしようということで、ベトナム中部のダナンに白羽の矢が立ったのです。
ベトナムのダナンは4年前はまだ直行便が成田空港から毎日1便しか出ておらず、日本で乗り継ぎをしてからダナンに向けて出発するという感じでした。
当時はダナンが注目される前で、情報があまりなかったので、どんな場所なのだろうと不安になっていました。
ところがその心配はダナンに着いてしばらくしたら杞憂に終わります。
ダナンの街は私が昔に訪れたバンコクに比べると都会ではありませんが、街中をバイクが行きかい、夜8時過ぎているにも関わらず(当時は19時過ぎ着のフライトだったように思います。)、若者が街にあふれ、非常に活気のある様子です。
私が海外に行っていつも感銘を受けるのはマンパワーです。
私が住んでいる和歌山は9時を過ぎると人もまばらで、街中で若者が集まってどうこうということを見ることは極めてまれです。
しかしながら、途上国は10時を過ぎても若者がローカル居酒屋などで酒を仲間たちと酌み交わしているのです。
そのような様子を目の当たりにしていると、国全体を活気のある若い人たちが支えているのだなと非常に羨ましい気持ちになります。
初日は到着時間が遅かったので、晩御飯はホテルからそれほど遠くないロッテマートで買ったロッテリアのハンバーガーでしたので、ベトナム料理を食べたという気にはなりませんでしたが、周りの雰囲気と、風景に心躍り、翌日以降に訪れるだろう場所などに想いを馳せることはできました。
ホイアンは朱印船貿易で日本町として栄えたことから、日本の文化(ちょうちんがランタンとして根付く)も感じることができます。
次にベトナムのことに関して書くときはホイアンについて書くことにします。