海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

9月27日(日)釣行記 みなべ沖磯 ワタリ

こんにちは、今日は昨日の今シーズン初フカセ釣りの模様を今回は折角なのでかなり詳しくお届けします。
いつもは説明など割愛することも多いですが、ブログの読者もおかげさまで増えてきまして、これからフカセ釣りを始めたい、こんな考え方もあるんだなどと思っていただき、少しでも磯釣り人口を増やせればと思っております。

強い北西風予報

前日に出船確認をしたときに、船頭から「風強く吹くから、今回はカゴ止めてフカセせんかい?」と提案を受けました。
確かに、もう半年もフカセ釣りをしていませんし、来年の正月を見据えると3か月でも足りないくらいです。
ですので、フカセ釣りをさせてもらうことにしました。

配合は・・・

f:id:seiun_k:20200928145441j:plain
生M2枚(刺し餌はSとボイルM、ハードのSを使います。1枚は粉々に粉砕、1枚はそのままの形で混ぜます。)、湖産1枚(シマアジ用)、マルキューVSP、マルキュー沖撃ちスペシャルを混ぜます。

水温は26℃くらい。
水温はまだまだ高いので、狙いはやはりイサギやシマアジになってくるのだろうと思い、遠投性を重視した配合にしています。
湖産エビはなかなか置いているお店は少ないですが、シマアジ釣りの最終兵器です。
撒き餌に混ぜて使ってください。

当日の釣り座

ロイヤル下(目津崎)周辺の沖磯がいいだろうということで、一の島へのお客さんを降ろしたあと、マタクラ、ワタリ方面に行きます。
船頭はワタリに行こうかということで、私をワタリに降ろしてくれました。
初めてのポイントなので、船頭にポイントを聞きますが、ポイントは船着きから、やや沖向いて投げるイメージだそうで、2ヒロまでということなので、1.5ヒロに固定してみることにします。

f:id:seiun_k:20200928150755j:plain
船着きのポイント、朝一は足元を攻めてみます。

足元に撒き餌を撃ち、出払っていく潮に乗せて仕掛けを流します。
すると2投目で26センチほどの口太グレがヒットします。
今回、良型のグレはあまり望めそうにないので、グレ・イサギとも25センチをキーパーに設定します。(トーナメントみたい)
これで私の◯ボはなくなります。
しかしながら3投目以降アタリが全く途絶えてしまいます。
潮の流れは左から右です。
少し釣り座を右に移動します。

f:id:seiun_k:20200928151723j:plain
ほんのちょっとの移動です。移動しないと狙いたいところに撒き餌が届きません。

流した感じでは、沖に横に長いシモリが入っているので、その左側の手前に撒き餌がたまるだろうと判断します。

f:id:seiun_k:20200928152017j:plain
こんな感じです。

ゾーン突入

早速狙いのポイントに撒き餌を撃ち、仕掛けを同調させます。
すると早速反応がありますが、

f:id:seiun_k:20200928152236j:plain
30センチないくらいのカイズ。

魚の反応は悪くありません。

f:id:seiun_k:20200928152319j:plain
27センチほどのイサギです。

25センチ超えているので、サバ折にして血と神経を抜きます。
同じポイントを流すとなかなかの引きを見せます。
根に入られないようにしっかりといなして、上げたのは、

f:id:seiun_k:20200928152525j:plain
ビッグサイズのイサギ、38センチです。このサイズは超嬉しいです。

サバ折して、急いで投げると、着水と同時にヒット!
でもこれはおかしい…。
細長いシルエットが見えて…。

f:id:seiun_k:20200928152715j:plain
ダツ。美味しいらしいけど、もう少し大きければ持ち帰ってたかな。

尾長の木っ端を挟んで、イサギの32センチを釣りあげます。
例のポイントに魚が固まっているようで、連発は収まりそうにありません。
カイズ2連発、25センチに若干足りない口太木っ端3連発、そして極めつけは、

f:id:seiun_k:20200928153000j:plain
シマアジ22センチ。湖産が効いたかな?

ボラが朝一から大量に湧いてて、嫌だったけど、撒き餌でうまく分離できていたので、むしろ魚自体の活性を上げてくれていて、イイ感じでした。
しかし、ついに、

f:id:seiun_k:20200928153216j:plain
やってしまった><一回戦うとなかなか疲れるのですよね・・・

このボラのヒットを最後に、干潮前後は全く何も釣れなくなってしまいます。

弁当食べて後半戦

ちょうど干潮潮止まりのときに、弁当船だったので、弁当を受け取り、エネルギーチャージをします。

f:id:seiun_k:20200928153359j:plain
私はここの渡船弁当が大好きです。

少し潮が沖よりも内側に入っていく感じになってきたので、ポイントをやや手前に設定し、釣り座と先ほどのシモリの中間点を狙うようにします。
早速27センチのイサギが飛び出し幸先のよいスタートですが、まだ潮が動き始めたばかりで連発とはいきません。
少し、場を休ませる意味合いもかねて、磯際すれすれを攻めてみます。
すると一瞬で竿先までひったくるアタリが出て、フッキングまで持ち込みましたが、2段3段という引きに耐えられず、ハリス切れをします。
イメージとしては沖の島で2回釣ったヒブダイのような感じです。
尾長ですとそこからさらに2段突っ込んで万事休すなのですが、ヒブですと3段耐えれば、意外とすんなりと上がってくるイメージがあります。
引き自体は尾長もヒブも最初はとても良く似ています。
1.75号のハリスではどうしようもないので、2.5号まで上げてみますが、世の中そんなに甘いわけがなく、アタリすら出ません。
手前のげてものはまた今度相手するとして、沖のポイントで再開します。

秋の木っ端大運動会、そして・・・

1投目で24センチのぎりぎりリリースサイズの口太グレを釣ってから、同サイズくらいの祭りが始まります。
グレ、グレ、グレ、グレ、カイズ、イサギ、グレ、グレ、グレ・・・
全部キーパーに微妙に足りないサイズばかりで、唯一イサギだけがキーパーを超えているのが救いです。
こんなにグレがかかるなら、ガン玉なしの完全フカセで!
そうすると、

f:id:seiun_k:20200928154415j:plain
バリコです。私は苦手なのでさようなら。
f:id:seiun_k:20200928154446j:plain
サンバソウのミニ。大きくなって釣れてよ!

何とここまでで9目。フカセは本当になんでも釣れるから面白いです。
そして、、、

f:id:seiun_k:20200928154553j:plain
30センチくらいのヘダイ。今回はイサギがあるので、リリース!

何と10目達成してしまいました。
今シーズン初フカセにしては上出来すぎるくらいの、にぎやかな釣果です。
納竿間際に26センチのキーパーグレをゲットし、終了!!
f:id:seiun_k:20200928154800j:plain

<当日の釣果>
グレ   26センチ    2匹(なお25センチ未満(23~24センチ)の木っ端は30匹以上釣れています。)
イサギ  27~38センチ 5匹
シマアジ 22センチ 1匹
ほか アイゴ、チヌ、ヘダイ、ダツ、サンバソウ、ボラ、尾長木っ端はリリース
f:id:seiun_k:20200928155145j:plain

フカセ釣り
竿:ダイワ DXRエアチューン 1.35-53
リール:ダイワ インパルトα 2500LBD ピンクカスタム
ライン:ダイワ アストロン磯マックスガンマ 2号
ハリス:シーガー シーガーグランドマックスFX 1.75号
ウキ:AURA キャストM2(イエロー、ピンク) 0号
針:名刀針 伊勢尼5号、6号(金)