海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

11月8日(火)釣行記 串本大島沖→出雲沖 アンカーカセ

先日の出雲沖デビューから5日、今度はチームのK君を連れて行ってきました。
K君はカセ釣り未経験ながら釣堀には何度も行ったことがあるそうで、60Lのクーラーボックスは持っていました。
とりあえずプランとしては弁当船まで串本大島沖でブリ~ツバスを狙って、弁当船で出雲沖のイサギポイント(前回発掘済み)に行って、30センチオーバーのブランドイサギを狙うということで、事前にその考えを船頭に伝えていました。

腸炎を抱えながらの不安な出船

前々日に急性胃腸炎を発症し、一日苦しさに悶えましたが、日曜日の釣りを考えて、ありとあらゆる手段を講じ、何とか前日には釣りができるくらいまでの回復を見せました。
しかしながら、船酔いは当然いつもよりもしやすい状況に変わりはないので、万全を期して出船の1時間前にアネロンを飲んで、対策します。
出船前に忘れ物をしていないか、最終確認をしていると、またもや作った仕掛けを車の中に置いてきていることに気づき、慌てて取りに行きます。
出船し、浦見湾のメジロ、ブリポイントに行きます。
浦見湾は風裏になっているおかげで、風を感じず、波もない穏やかな状況でした。
これならいけると!!

いざ釣り開始!

完全フカセをとりあえずセットし、撒き餌をしたあと(←この作業が大事)40メートルラインを出します。
出し終わったら、天秤フカセの準備を行い、こちらも投入します。(オキアミ)
なぜ同時に2つの釣りを行ったかというと、最近ツバスやハマチが大量に湧きすぎていて、マダイがあまり釣れていないからです。
マダイがエサを食べる前にツバスやハマチがエサを食べてしまうのです。
だから朝一のまだ、ツバスやハマチが跋扈していない状況ならば、マダイはワンチャンあると踏んだのです。
しかし1投目はウミヘビ・・・。
2投目にタイっぽい魚信があり、30センチ弱のチャリコをゲットします。
(やはり明け方一発勝負でマダイは狙うしかありません。)
ところが、完全フカセにアタリが出だしてからは、完全フカセにも、天秤フカセにもハマチがヒットします。(でぶっちょハマチなので嬉しいですが・・・)
もうこうなったらおしまいです。
天秤フカセをやっていたら30も40も釣れてしまうので、天秤フカセを即座に止め、完全フカセ1本で弁当船まで頑張ります。
私は10本釣ったら、とりあえず、青物はいいやと思っていましたので、10本になるまで完全フカセでせこせこと釣っていきます。
しかしながら、、、7時過ぎ・・・

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10匹に達し、クーラーの容量が60%を超えています・・・

ここからは釣れた青物は、K君のクーラーボックスに投入していきます。
そして8時半過ぎに弁当船で船頭が来てくれたので、出雲沖に移動します。

出雲沖はパラダイス

出雲沖では、天秤フカセと細いラインの完全フカセの二刀流で臨みます。
勿論狙いは30センチオーバーの脂ののったイサギ!
この美味しいイサギを釣ってもらいたいと思っていましたが・・・
25センチ以上30センチ未満のイサギを釣った場合は、K君のクーラーボックスに放り込んでいくことにします。
するといきなり天秤フカセにアタリがあり、K君はメイチを、私はイトフエフキを釣りました。
これは底を仕掛けがはっている証拠なので、もう少しタナを上げます。
するとまた私の仕掛けにアタリがあり・・・。

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25センチくらいのアカッポ♪

まさかのゲストがきました。
大歓迎ですが、これも底をはっている証拠なので、もう少し上げます。
すると25センチくらいのイサギが姿を見せました。
大体のタナをK君に伝え、K君とタナを合わしますが、なぜか私の刺し餌しか食べません・・・(もしかしてアミノ酸?)
型のよいイサギを狙うために、タナをさらに上げていきます。
と・・・
ぐいーんぐいーん、天秤フカセの竿がタナに到達と同時に絞り込まれます。
しかしツバスやハマチの引きとはまた違います。
あげてみてびっくりカツオでした。
まずお腹を見てヤイトかどうかを判断しますが、斑点はありません・・・。
メジカでないことを祈りつつ、頭の横を見てみると・・・。
ソマでした♪
これはうれしい誤算です。
K君にもソマがかかります。
完全フカセもタナを浅めに設定してやると、完全フカセも4連発でソマがかかります!
印南の伝馬船よりも1まわり大きな30センチ後半のソマなので、期待が持てます。
ところがそのソマも一過性のもので、すぐに釣れなくなり、ツバス、ハマチが猛攻を仕掛けます。
どんどんK君のクーラーの中身が増えていきます。

イサギ・・・・えっ??

ソマはどこかへいきましたが、相変わらずイサギはコンスタントに釣れます。
しかしサイズが30センチ未満ばかりで、タナを限界まで上げてみます。
すると・・・。

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何と35センチ級が出ました。このタナか・・・

K君に完全フカセするか聞いたら、天秤を頑張ると言うので、私は完全フカセの竿を2本出して、完全フカセ2本で勝負します。
そこからは2本が交互に当たる感じになり、どんどんイサギを追加していきます。
中には35センチ級の良型も何枚か混ざり、グレまで来て・・・。
途中アタリがあるのにのらなくなったら、針のサイズを落とし、エサの刺し方を変えて・・・。
再び爆発・・・。
気が付けば、船頭が近くまで来ていて・・・。
終了!!

下船後

総括を行いながら、私とK君のクーラーの中身をそれぞれ撮影・・・。
2人とも60Lクーラー満タンになりました。
K君の初めてのカセ釣りが、大変思い出深いものとなったようでうれしいです♪
出雲沖には未知の可能性があります。
何とか新しい可能性をまた発見したいと思います!!

<当日の釣果>
でぶっちょツバス~ハマチ 48~54センチ 20匹以上
ソマガツオ        34~38センチ 5匹
イサギ          31~35センチ 6匹
イサギ          25~28センチ 13匹
グレ           32センチ    1匹
チャリコ         28センチ    1匹
アカハタ         25センチ    1匹

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帰ってからの処理が地獄でした・・・

天秤フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS タイプ64 MH195(右)
リール:シマノ バルケッタSC800
ライン:よつあみ PE3号
天秤:ヤマシタ K型天秤
クッション:ヤマシタ 2.5ミリ50センチ
ハリス:シーガー シーガーグランドマックスFX4号 6メートル
針:名刀針 伊勢尼9号 3本針

完全フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS モデラート タイプ73 255H
リール:ダイワ シーライン石鯛50
ライン:サンライン 完全フカセ用7号200メートル
針:名刀針 マダイ12号、マダイ10号

竿:問屋物 210くらい?
リール:ダイワ タナセンサー300
ライン:サンライン 完全フカセ用3号200メートル
針:名刀針 伊勢尼9号