海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

12月20日(日)釣行記 出雲沖 アンカーカセ

こんにちは、今日は昨日の出雲沖アンカーカセの模様をお届けします。

通算6回目の出雲沖

谷口渡船がカセを開業してからはや2か月。
私はその間に5度出雲沖に出させていただき、さまざまなデータをとることができました。
また、今まで釣れたことのなかったウメイロなどもおかげさまで釣ることができました。
そんな思い入れのある出雲沖のアンカーカセも、今年最終となりました。
(次は正月の沖の島に備えて、磯釣りの練習をします。)
そうこの6回目、3度目に一緒に行ったチームメイトも道具をそろえての参戦だったため、私も本気で有終の美を飾りたかったのですが・・・

今回の目標は30匹

とりあえず今回の目標も魚の種類に関わらず30匹、メンドリは生け間に入れて持って帰らない分は、たーくん船頭にあげる約束をしています。
(前回メンドリがすごい釣れたのですが、メンドリはかなりの高値で取引されているらしいです。)
とにかく年内最後にコケることだけは絶対にしたくない、そう思って臨みます。
今回からカセが新たに追加され(私たちが新しい船の第1号です!)、出雲沖専用のカセとして稼働します。
トイレとベンチは他のカセと違いついていませんが、その代わり生け間がカセ船としては珍しくついています。
先に浦見湾へ行くカセを見送り、6時半に出船です。

幸先のいいスタートですが

チームメイトには、10時半満潮なので、9時過ぎから12時前くらいまでは、もしかしたら食わないかもしれない、朝と12時以降が勝負やでと伝えていました。
ただ、今回はチームメイトの都合で、14時までできず13時までになってしまいます。
本来ならば13時以降にプチラッシュがあるので、やりたかったのですが、それは仕方ありません。
まず天秤フカセから投入しますが、底をとって、狙いのタナに巻き上げた瞬間にアタリが出ます。
緑、白ウイリーに、オキアミをつけるカラ針2本の合計4本針ですので、おそらくウイリーが誘いになり、魚がオキアミに食いついたのでしょう。
あげてびっくり・・・
なんと36センチの口太グレでした。
幸先のよいスタートににこやかになりますが、まだ1匹、気を緩めずに続けていきます。
すると、ここからイサギのプチラッシュ、、、
シングルばかりではありますが、イサギが3連続でヒットします。
その間によっちゃん船頭が来て、「何か釣れた??」
「グレ!」というと
「えっ?グレ??ここで初めてなんやけど!」
「やったー!」
何でも初めては嬉しいものです。
チームメイトもメンドリやイサギをゲットしているようで一安心です。

時合は長く続かずに我慢の時間、潮も・・・

ラッシュ後にも少し落ち着き、釣りを続けますが、時合は長く続かずに単発でメイチやメンドリが釣れるのみです。
そのタイミングで完全フカセも投入しますが、反応はなく、不毛な時間が結構続きます。
途中天秤フカセに40センチ足らずのオオモンハタがヒットしますが、魚全体の数が本当に伸びません。
潮も数分で反対にすぐに入れ替わる感じで、完全フカセが釣りになりません。
気が付けばもう11時半を過ぎていました。

何とか、反撃開始

私の見立てでは、12時前からまた食い始めるはず、そう思っていると完全フカセの竿がすごい回転を始めます。
あげてくると、ソマ!
今日も何とか1本釣れましたが、私が欲しいのはヤイトです(笑)
天秤フカセにもアタリが出て、あまり引かないですが、あげてくると・・・。
「ごめん、タモ。」
タモを入れてもらったのは、ばらしたくない魚だから・・・。

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今日も登場してくれました!ウメイロさん!!

前回よりもサイズは小さいですが、よく肥えた美味しそうな個体です。
これで年末年始ミッションの1つをクリアです。

今日イチの引き

そしてしばらくすると、天秤フカセの竿が一気にもっていかれます。
慌てて手にとり、ドラグをきかせてハリス切れを防ぎます。
何とか底も切れたので、あとは安全にあげてきますが、どうもコロやサンコといった魚ではない、スピードとパワーを備えた化け物のようです。
あげてきても全く弱る気配を見せずに、走り続け、何とか10メートルを切ったところまであげてこれましたが、船を見たとたんにまたスピードアップで、痛恨のハリス切れ。。。
魚を見れなかった悔しさが広がりますが、のちにそれが何だったか判明します。
その後はイサギがダブルで3回釣れたり、チームメイトにコロダイがきたりして、船上が一瞬賑わいますが、今日は13時上がりなので、タイムアップ。

迎えと下船後

迎えはよっちゃん船頭とたーくん船頭の相乗りできてくれました。
そこで衝撃の事実を聞きます。
「実は3キロくらいの本ガツオが、隣のカセで2本上がったよ。」
「!!!!!!!」
そうさっきばらした大物は本ガツオだったのです。
4号のハリスでは、頑張ればとれたかもしれませんが、カツオとの勝負は船が見えてからなので、やっぱり4号では厳しかったでしょうね。
また別船では50センチ近い巨大ソマが釣れていたり、ヤイトガツオが釣れていたり、インパクトのあるやつばかりでした。
その点・・・私の釣果は残念すぎて、悲しくなってきます。
そんな私を見たかどうかはわかりませんが、たーくん船頭は「セイウンさんが間違いなく今まで一番このカセで釣ってくれているし、来てる回数も1番!」
よっちゃん船頭も「それはそうとよぉ、磯は?(笑)」
「うっ」と私が答えると、
「ええんやで、カセの方が(笑)、それにセイウンさんが来るといつもたくさん釣ってくれて宣伝になるから、おおきによ。」
と言ってくれました。
こんな言葉をもらってもええのでしょうか。
心の中では号泣でしたね。
何はともあれ、友人はコロダイ1、メンドリ3、イサギ1の大惨敗。
私もダメだったので、1月aoriさんとのコラボで絶対にリベンジします!!
今度こそ二人の優しい船頭たちの想いに応えます!!

<当日の釣果>
オオモンハタ   38センチ    1匹
ウメイロ     30センチ    1匹
ソマガツオ    42センチ    1匹
メイチダイ    30センチ    1匹
イサギ      29~34センチ 9匹
グレ       36センチ    1匹
オキナヒメジ   34~35センチ 2匹(35センチ未満6匹はたーくん船頭へプレゼント)

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この悔しさは必ずばねにします!

天秤フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS タイプ64 MH195(右)
リール:シマノ バルケッタSC800
ライン:よつあみ PE3号
天秤:ヤマシタ K型天秤
クッション:ヤマシタ 3ミリ50センチ
ハリス:シーガー シーガーグランドマックスFX4号 6メートル
針:名刀針 伊勢尼9号 3本針~4本針(ウイリーあり)

完全フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS モデラート タイプ73 255H
リール:ダイワ シーライン石鯛50
ライン:サンライン 完全フカセ用7号200メートル
針:名刀針 マダイ10号

竿:シマノ ライトゲームSS タイプ73 225MH(右)
リール:ダイワ タナセンサー300
ライン:サンライン 完全フカセ用3号200メートル
針:名刀針 伊勢尼9号