海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

【必読】オキアミ、アミエビに関するあれこれ

こんにちは、今日はオキアミやアミエビに関するお話を致します。
まず、オキアミには大きく分けて、生、半ボイル、ボイルの3種類があります。
それぞれの観点から見ていくと、
食い
1 生  2 半ボイル  3 ボイル
沈下速度
速い 生  中間 半ボイル  遅い ボイル
魚の消化
速い ボイル  中間 半ボイル  遅い 生
このように一長一短であることがわかります。
なお、消化に関してはボイルが1日半程度、生が3日程度という研究結果が出ています。
つまり、前日エサが入りまくって、飽食した魚は翌日は食わない可能性が高い
ということになります。
また、生は完全消化まで3日かかるわけですから、飽食した魚は3日間くらい食わない可能性があるわけです。
昨日まで食っていたのに・・・。
という釣り人のあるあるワードは、ひょっとするとこういうところからきているのかもしれません。

次にボイルのランクに関してですが、、、
ボイルは鮮度のよい状態でボイルするか、そうでないかによって、刺し餌としての使い勝手がずいぶん変わってきます。
それをボイルのランクとよぶのですが、これはメーカーによってボイルのランクが分かれています。
A(特上) B(上) C(まずまず)の3ランクからなり、Aランクを扱っているメーカーは今のところ、マ〇〇さんと、ヒ〇〇〇〇さんだといわれています。(その他のメーカーもあるのでしょうが、私が知っているのはこの2メーカーです)
魚も少しでもナチュラルに近いものを食べるはずですから、当然ランクが高ければ可能性は少しでも上がると考えればよいと思います。

最後にアミエビですが、、、
昨年、アミエビの記録的大不漁で国産アミエビの在庫がほぼ底をついたような状況になりました。今年は出だしは好調でしたが、その後漁獲量ががくっと落ち、3月いっぱいで漁を終了しています。(漁期は4月末まで)
昨年と比べると2.1倍ですが、昨年が前述のように記録的大不漁でしたので、回復したとは到底言えません。
また、価格の方も需要量の大幅増(コロナによる釣り人気も相まって)によって、2.4倍ほどに上昇しているそうです。
今国産アミエビは4キロ2000円弱ですが、2000円超えるのも時間の問題でしょう。
ではなぜ、こんなにもアミエビが獲れなくなってしまっているのか??
これは、日本近海の海水温の上昇が原因だと言われています。
冬に通常はぐっと海水温が下がるので、それに合わせてアミエビも三陸近くの浅いところにやってくるのですが、昨年も、今年も海水温が高いままだったので、三陸から少し離れたところの、海水温の低い深場に群れてしまったそうです。
来年こそ、アミエビがたくさん獲れて、価格が落ち着くことを釣りファンとして願っています。