前日に鬼神セイウン、修羅のセイウンになると言って、自分にプレッシャーをかけ、挑んだ浦見湾の釣り。
週末の天気がことごとく悪く、京阪神地区の緊急事態宣言による渡船休業もあったりで、結局1か月ちょいぶりのカセ釣り。(前回はノーカンでお願いします(笑))
雨予報で、出船するカセが少ないだろうと踏んでいたので、いつもよりも一枚多い六枚のオキアミを用意し、自分のカセに魚を着かせるという作戦。
雨もさることながら、出船時はなかなかの風、出雲港の出口は結構うねっていて、危なそうなのであらかじめ親船に乗っておきます。
いざ出船
荒れている出雲港の周辺を抜けると、大島のおかげで波はましになりました。
今回はたーくん船頭も近くで釣りをするということで、浦見湾についてみると、、、何と貸し切り・・・。
そしてその後他カセが1船だけきますが、広大な浦見湾に、私のカセ、たーくん船頭の親船、そして他のカセ1船のみ。
アンカーがかかると、まずオキアミを撒いてみて、潮の流れを確認します。
今回の目標は30センチ以上の食べられる魚を10匹以上釣ること。
前月の釣りを見ていると結構無謀なチャレンジではありますが、鬼神セイウンになった以上はそれくらい釣らなくてはいけません。
実釣開始
まずは天秤フカセを底まで落として、タナを測ります。
まあいつものポイントですので57メートルちょいかなと思ってますと、どんぴしゃ57メートルちょい。
ハリスの長さも考慮して50メートルに狙いダナを絞ります。
そして、その間に二本完全フカセを投入します。
天秤フカセにファーストアタリが出ますが、エサ取りのようで、針にはかかりません。
何度かそれを繰り返していると、なんか乗りました。
20センチないくらいのイトヨリです。
ウキ袋は大丈夫だったので、リリースします。
完全フカセにもアタリが出ますが、こっちはウツボ。。。
潮の流れがあまりよろしくないようで、私も近くのたーくん船頭もダメダメです。
お互いに情報共有しながら、狙っていると、、、
私の竿が一気に海面に突き刺さります。
アワセを入れてファイトすると、一気に10メートル走ります。
引きからして大ダイか青物でしょう。
4号ハリスですので、無理はできないサイズです。
巻いては出されを繰り返していると、だんだん巻ける量も増えてきて・・・、上がってきましたが、やはり船が見えてまた暴れだしたので青物でしょう。
そして、、、御用。
天秤フカセで釣れた青物の最大サイズです。
ちょっと疲れましたが、天秤はやはり面白いですね。
その後、アタリは途絶え、たーくん船頭はエサもなくなったので、早々に離脱していきます。
イワシを1回かじられたらしいですが、何かはわからなかったそうです。
因みに私は、今回はオキアミオンリーです。
たーくん船頭が帰ったあと・・・弁当船まで
たーくん船頭が釣りをやめて港に帰った後、天秤仕掛けをオリジナル伊勢尼に変えてやってみます。
50メートルまで落として、仕掛けがなじむまで待って、なじんだらしゃくりを入れます。
その時に私はシングル、ダブルのしゃくりを入れるのですが、ダブルのしゃくりの1回目にリアクションバイトが起こり・・・。
一気に竿が突き刺さります。
ヒット時の引きはなかなかのもの、あげてくるまで何かは分かりませんが、20メートルくらいまで、なかなかの引きを見せます。
しかし20メートルを切ったあたりから、水圧に負けて引きが弱くなり、上がってきました。
その時点で青物や、サメ系は消えます。
そして・・・ぼこんと浮いてきたのは・・・。
私の大好きな、良型イトヨリ。
40センチを超えるとすさまじい脂を巻くので、私は鬼ウマイトヨリと呼んでいます。
見事にオリジナル伊勢尼の効果が発揮された瞬間でした。
イトヨリをしめていると、完全フカセが一気に30メートル出ます。
ドラグをしめてアワセを入れると、重さが乗りますが、めちゃくちゃ引くってわけでもありません。
それなりに引きます。
最後は船の方に走ってきたので、あーなるほど、最近釣れてるあれね!ということで、抜き上げ。
サバ折りして、内臓とエラを摘出して、潮氷にぶち込みます。
天秤フカセを回収しようとしたら、途中でサバが食ってきて、ヒットも抜き上げ時に口切れであうち・・・。
めげずに天秤投入したら、またもやしゃくり時のリアクションでヒット。
なかなかの引きですが、20メートル切って、引きが弱まってきたので、慎重に。
無事にネットインは・・・
針を外してしめる前に、天秤を投入。
その後マダイをしめていると、天秤に大きなアタリ。。。
青物級の重さの引きですが、スピード感は感じません。
巻いては出されを繰り返し、あげてきたら・・・
サカタザメ、浦見では何度も私は釣っていますが、今までで最長寸です。
サカタザメは歯がないので、普通に針を外して、海に返します。
図鑑見ると美味しいらしいですが、料理する気にはなれません。
と、そうこうしている間に弁当船の時間になりました。
私は弁当は帰りまで預かっておいてもらうスタイルなので、釣果確認。
弁当船までで、30センチオーバーが4つ。
まだまだ目標までは遠いです。
弁当船後の集中タイム
時間は9時半前、そろそろタイのラッシュがあってもおかしくない時間ですので、集中します。
幸いこのころエサ取りが少なくなってきていたので、長めに仕掛けを入れておきます。
すると、投入後15分後くらいに。。。
ずきゅーん。
天秤竿が舞い込み、アワセを入れてファイトします。
なかなかの突っ込みを見せますが、しっかりドラグをきかせてやりとりして、あげてきます。
そして上がってきたのは、、、
しめていると、完全フカセ竿にもヒット。
難なくあげて、、
一気に忙しくなってきました。
その後もアタリは続き・・・。
最後の1匹は31センチだったので、小さいですが、それ以外は35センチ以上今のところあります。
なぜか天秤フカセにばかりヒットします。
実はここでノルマの10匹を達成しますが、鬼神セイウンは止められません。
そう思っていると、完全フカセの竿に、、、
天秤にまたアタリがあって、、、
サカタザメに勢いをそがれましたが、実は私浦見湾での一日のマダイの数の自己記録に並んでいます。
新記録は折角なので、私の代名詞ウイリーでと思い、ウイリーとカラ針のミックス仕掛けに変更すると・・・
7匹目のマダイの後からアタリが途絶え・・・。
終了!!
港に戻って記念撮影。
たーくん船頭も大変喜んでくれました。
久々ににぎやかなクーラーボックスになりました。
何とかノルマが達成できて本当によかったです。
<当日の釣果>
マダイ 56センチ 1匹
マダイ 31~42センチ 6匹
鬼ウマイトヨリ 45センチ 1匹
でぶっちょハマチ 62~65センチ 3匹(串本では3キロ以上をメジロと呼びます。3キロはあるなしの微妙なとこなのでハマチにしときます。)
ゴマサバ 45センチ 1匹
イトヨリ小、チャリコ2匹、ウツボ、サカタザメはリリース
天秤フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS タイプ64 MH195(右)
リール:シマノ バルケッタSC800
ライン:よつあみ PE3号
天秤:ヤマシタ K型天秤
クッション:ヤマシタ 3ミリ50センチ
ハリス:シーガー シーガーグランドマックスFX4号 6メートル
針:名刀針 伊勢尼9号(赤)、伊勢尼8号(オリジナルカラー)、オリジナルウイリー仕掛け 3本針
完全フカセ釣り
竿:シマノ ライトゲームSS モデラート タイプ73 255H
リール:ダイワ シーライン石鯛50
ライン:サンライン 完全フカセ用7号200メートル
針:名刀針 伊勢尼10号(金)
竿:シマノ ライトゲームSS タイプ73 225MH(右)
リール:ダイワ タナセンサー300
ライン:サンライン 完全フカセ用3.5号200メートル
針:名刀針 伊勢尼9号(赤)