今回は今串本で爆釣中のブリの完全フカセのテクニックをご紹介します。
餌は１匹掛け？２匹掛け？
串本の浦見湾でのブリ釣りでは、撒き餌、刺し餌ともにイワシを使います。
だいたいカセ屋さんに予約のときに言っておくと、手配してくれますので、あるかどうかをカセ屋さんに必ず確認するようにしましょう。
エサのイワシは大体１５キロです。
１００均で売っているトングを使って撒いていきましょう。
このとき肝心なのは、エサの撒き渋りをしてはいけないということです。
撒き渋りをすると、自分よりも撒いている他の船にブリたちは行ってしまいます。
刺し餌は撒き餌の中で、最も身崩れしていないものを選んで刺しましょう。
刺し方は、１匹掛けであれば針を目に刺して抜き、背骨をすくうように刺しましょう。
それでラインを引っ張れば餌がまっすぐになればＯＫです。
２匹掛けの場合は、２匹の目にチョン掛けすればＯＫです。
１匹掛けと比べて外れやすいですが、アピールが抜群なのと、１匹食べられても、もう１匹残っているというメリットがあります。
流し方
まず、先に撒き餌をうちます。
次に撒き餌の中に同調するように刺し餌を投入します。
このとき、クラッチはＯＮ（道糸が出ない）状態で、ドラグを一番弱めて、手で道糸を下に向かって出していきます。
（竿受けがある人のみ）
（竿受けがない人は、糸を出して、海面に竿先をつけて、上にあげることで、糸が出ます。）
必ずこのとき、道糸は４０～４５メートルは出してください。
４０から４５メートル出し終わったら、すぐに撒き餌をしてください。
ある程度仕掛けが張ってきたら、クラッチフリーにします。
どんどんどんどん流していきましょう。
タナは４０メートル前後ですが、完全フカセゆえ、目標のタナに届くには潮の流れを読まなくてはいけません。
流れが速いときは１００メートル以上、流れが遅いときでもだいたい５０メートル以上は流す必要があります。
１００メートルを超えたからといって、そこで巻いてはぎりぎり３８メートルだったかもしれないということです。
因みに私の最大は１５０メートルラインまで流したときです。
アタリがあったら
アタリがあったら、一旦ラインを送り込みましょう。
それで、クラッチを入れて、糸よれがとれるまで、ドラグで糸を出しましょう。
（魚がかかっているので、どんどん糸は出ていきます）
少し送り込めば、ラインもよれていないでしょうから、徐々にドラグをしめて合わせを入れてください。
ファイト中も撒き餌は余裕があれば行ってください。
そうすることで連発する可能性が高くなります。
ファイトは、基本ポンピングです。
相手が走っているときは無理をせず、ドラグを利かせてラインを出しましょう。
巻けるときに一気に巻いて、勝負を決めていきましょう。
ランディングについて
ランディングは備え付けのタモを使いましょう。
タモ入れの瞬間は、ブリの顔を浮かせるような感じで、空気を吸わせつつ手前に誘導しましょう。
そうすることで、ブリは弱り、反撃ができなくなります。
以上が浦見湾でのアンカーカセブリ釣りのやり方です。
カツオのフカセを少し応用させた感じにはなりますが、基本的なやり方は変わりません。
ブリを釣りたいなと思っていた人も、この記事を見てブリを釣りたくなった人も、参考にしていただけますと幸いです。
長ければ２月くらいまでブリ釣りは続きます。
手軽に大物を釣る楽しみを、是非とも経験してみてくださいね！！
