海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

カツオの完全フカセ釣りをするにあたって 実釣編

2日連続でこれからカツオ釣りを始めたいと思う方へ向けてのご案内になります。
準備編に関しましては、下記のバックナンバーをご覧ください。
seiun-k.hatenablog.com

実釣編

餌の付け方

オキアミの抱き合わせで構いません。
尻尾から針を通して、お腹から抜きます。
次にもう1尾をお腹から刺して、尻尾で止めておきます。
(針先は出さない)

投入の仕方

クラッチを切った状態で糸を出すと、深刻なバックラッシュの原因になりますので、クラッチを入れてドラグを緩めて出します。
2ヒロくらい出しておいて、針の手前を手で持って、カウボーイがロープを投げるように回しながら手で投げ入れます。
このとき、竿側のラインは手を離さないようにして、そのままラインを手で真下に10メートルくらい引き出します。
(カウンター付きのリールを使っているはずですので、そのカウンターを参考に出してくださいね。)

撒き餌ワーク

備えつけの杓を使って、オキアミを撒いてください。
投入した仕掛けにいかに同調させるかがポイントです。
撒きすぎるとムロアジの餌食になります。
そのときの魚の具合を見ながら、撒き餌を行っていくことになります。

止めておく場合

クラッチを入れたまま、ドラグを緩くしておき、カツオがかかると糸が出ていくようにしてください。
大体10~15メートルで止めておくとよいと思います。

糸を出していく場合

クラッチを切って、糸が潮の流れで出ていくようにしてください。
このとき、大切なのは糸を張りながら出していくことです。
ゆるゆるの状態で糸を出しても、不思議なことに魚はかからないのです。
これは磯のフカセ釣りでもそうです。
張りながら糸を出していくと、不思議と魚は食いつきますが、張らずに糸を出していくとかかりません。
このとき張りすぎに注意してください。
(このさじ加減が難しいです。)
大潮ですと最大50メートルくらいまで、小潮ですと30メートルくらいを目途にじわじわ(←これが重要)出すといいと思います。

ヒットした場合

クラッチフリーにしている場合は、すぐにクラッチを入れ、ドラグをしめすぎない程度に調整して合わせを入れましょう。
このとき、フルロックにしてしまうと、かかりどころによって口切れを起こしてばらしてしまうので、時間をかけてドラグを利かせながら巻き上げていきましょう。
カツオは船が見えるまでは、そこまでですが、船が見えると覚醒したかのように走ります。
油断しないようにドラグを利かせて、いなしていきましょう。
水面まであげると船頭がタモですくってくれますので、すくってもらったら、すぐに糸を出しておきましょう。

ランディング後

船にカツオがついている可能性も考えられます。
船頭に針を外してもらった後は、すぐに投入するようにしましょう。
船にカツオがついていると、すぐにヒットします。
ランディング後の迅速な行動が、釣果を伸ばすことになるでしょう。

ハリスの確認も怠らないで

カツオのボディにすれて、ハリスがざらざらになっていることも多々あります。
カツオがかかった後は、必ずハリスを確認して、ダメそうならすぐに切って針を結びなおしてください。
よれてきた場合は、次の船の移動のタイミングを見計らって針を結びなおしてください。
無精すると、あとあと響いてくることがあるので、注意してくださいね!

以上2日間にわたって、カツオの完全フカセ釣りについて論じて参りました。
意外に細かいことはネットに載っていなかったりもします。
私のブログは私の経験と、船頭から聞いたことなどを含めて書いています。
もしかすると船宿によってこれと違うこともあるかもしれませんが、おおむねこんな感じで串本ではカツオ釣りを行っています。
竿やリールがない人は2000円でレンタルすることもできます。
是非ともこのブログを参考に、釣ってよし、食べてよしのカツオ釣りを始めてみてはいかがでしょうか!?
釣れたてのカツオを食べてしまえば、スーパーのカツオが食べられなくなってしまいますよ^^