海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

3月1日(日)釣行記 みなべ沖磯 ダルマ、ウノシマ

みなさんこんにちは!
本日は1日に行ってきたみなべでのフカセ釣り釣行について配信させていただきます。
今日は先日磯デビューを果たした、チームの子と一緒にリベンジマッチです。
残念ながら先日はカワハギ1枚となってしまったチームメイトに何としても釣ってもらいたいので、気合を入れて挑みます。
なお先日の釣行の模様はバックナンバーをご覧ください。
seiun-k.hatenablog.com
前日に配信した通り、謎のうねりが出始め、表磯(一の島やアラレ、マタクラ、ハテなど)は総じて渡礁不可となってしまいました。
この日は満潮が9時だったので、まだまだ潮が上がってくるということで、一旦ダルマに乗って、様子を見ながら低場の磯にトライするか決める感じになりました。
ダルマは沖目でグレが食ってくるらしく、遠投してしばらく様子を見ていますが、フグ、フグです。これは潮が動いていない証拠ですね。
遠投を諦めて、サラシの中に仕掛けを放り込み、ウキを沈めて食わしていきます。
すると、、、、
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タカノハ・・・。
最近釣ってなかったのに・・・。
はい終わったー><
とここで船頭からTEL
「どない?」
「全然あかん。タカノハ釣ってもた。」
「・・・。満潮過ぎたら時間差で弁当船行くから、低場へうつろらよ。」
「はーい、まってまーす。」
とてつもなく睡魔が襲ってきたので寝ることにします。
みなべで寝るのはいつぶりでしょう・・・。
基本高場に行くことがないので、下手すると初めてくらいかもしれません。

おやすみZzz




しばらくすると船が見えてきます。
とりあえず移動組を乗せて裏磯(トオデ、ウノシマ)に移動していきます。
私はチームメイトとウノシマにおります。

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ウノシマです。向こうに見える赤いバッカンの更に奥に釣り座を構えました。青く見えるのはアオサです。すさまじい量ですね。
ウノシマではすでに3名が釣っていました。
そこに私たち3名を加えた総勢6名で行っていきます。
ウノシマではチヌが3匹上がっていましたが、グレはないようです。
チームメイトは船着きに、その対角線上(めちゃ広いので対角線上でも相当遠いです。)に陣取ります。
荷物を移動している最中に、チームメイトが大波に足を払われて転倒します。
流されはしないレベルですが、気を張っておかないと荷物もウマごといかれそうなので、気を付けたいところです。
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メニューも毎回微妙に変わり、飽きないうまさです。
とりあえず先に弁当を食べてしまおうとなり、荷掛け鉄棒の横で一心不乱に弁当を食べます。
うまい!
弁当を食べた後、上記のポイントに釣り座を構え、一投目、いきなりアタリが出ますが、リリースサイズのチャリコです。
リリースして、今度は少し投点を沖にして、やっていきます。ちょうどそこが一番深くなっているところなので、G4のガン玉を針から20センチのところにうち、しもらせながら狙っていると、ガツンと竿先にアタリが出ます。
(私のように0を固定させてしもらせながら釣る場合は、しもったあと糸を張り気味にすることが有効です。)
合わせると良型のグレの引きです。
足元に根が張り出しているので、出来る限り沖で勝負して弱らせて、根の手前までで浮かせてくる作戦をとらなくてはいけません。
糸を出さずに、竿を立てすぎず(手前の根でラインブレイクを防ぐため)、寄せてきます。相手が弱ったところを見計らって一気に寄せます。
うまく根の手前で浮かせ、潮に乗せてずり上げますが、足元をまだまだ潮が洗っていくので、上げてもまた流されて海に投げ出されます。
それを2回繰り返し、何とか糸を手繰れたので、タモに念のため入れてバッカンにぶち込みます。目測40あるなしのグレです。
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測ってみると39センチでした。今年4枚目の40オーバーならず・・・。でも価値ある1枚です。
バッカンの中でグレをしめて、血抜きを行いクーラーに入れます。
やはり35センチを超えると本当にいい引きをしますね。
ハリスの一部がざらざらになっていた(おそらく二回流されたときに傷付いたと思われる)ので、ハリスの交換を行います。(この作業が本当に大事です。)
そしてハリスにG4のガン玉を打ち、同じラインをトレースさせます。


そしてドラマが・・・。



ウキがしもったので、糸を張り気味にします。
すると、竿先まで一気にひったくるアタリが・・・。
がっつり合わせを入れると・・・、すさまじい引きを見せます。
慌てて流されるのを覚悟で磯際に出てやり取りを開始します。
グレではない大きな何かがかかりました。
しかし、私はこのタックルの限界を知っていますし、絶対耐えられる自負があったので、竿の反発と膝のクッションを使って、最初の強烈な締め込みに耐えます。
耐えられればこっちの反撃ですが、時折すさまじい抵抗を見せます。
そのたびにスクワットみたいになりながら、徐々に寄せてきます。
手前の根よりも5メートル沖でウキが見えました。
あと2ヒロ・・・。
しかしここまでこれば浮かせるのみです。
手前の根に突っ込まれないように一気に巻き上げます。
すると赤い輝きが・・・。

良型マダイです。
隣で釣りをしていた方もタモの援軍に駆けつけて下さいました。
そして浮かせるまで1、2回突っ込まれましたが、お隣さんのタモ入れのおかげで午前11時30分、確保。

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54センチのノッコミ天然マダイです。ちなみにタモ枠は私は大物を釣るために60センチ枠、タモの柄はDXRビッグワンを使用していますので、このサイズでも楽々です。
年末からマダイは回っていました。
そろそろ自分の番だと言い聞かせてやってきました。
年末にトオデでチヌを釣ったときに、なすすべなくぶち切られた(多分マダイ)悔しさからカゴ釣り師なのにフカセばかりやってきました。
2か月半の時を経て、ようやくリベンジを果たすことができました。
しかも今回は自分のタックルバランスを信じた結果です。
浮かせなくてはいけない場所、耐える場所すべてうまくいきました。
これだから釣りはやめられません。
12時過ぎて潮が全く流れなくなり、エサも取られなくなりました。
14時に迎えに来てくれることになっていますので、もうあまり時間は残されていません。
流す場所を変えながら、やっていると、残り1時間くらいのときに、竿先までアタリが出ます。
がっつり合わせると、引きますが、先ほどのグレやマダイとは比べものになりません。
竿をたたいているのでおそらくチヌでしょう。
チームメイトが今回はタモを入れてくれ、御用です。
40センチの銀ピカ回遊ノッコミチヌでした。
チームメイトは途中で何かかかったのですが、慌ててしまい、ウキを竿先に巻き込み折ってしまいました。
船頭が竿を貸してくれたので釣りを続けることが出来ましたが、今回もノーフィッシュで終わってしまい、悔しい思いをしていました。絶対次回は釣ろうな!
ここ数回、芳しくない釣果が続いていて、ブログを配信している身からも非常に悔しく、恥ずかしい思いをしていましたが、今回はようやく胸を張れるかな??
こんな時折爆発するような安定しない頼りないブログですが、皆様がこうして見てくださっているので、頑張って続けることができます。
本当にありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。

<当日の釣果>
マダイ   54センチ 1匹
グレ    39センチ 1匹
チヌ    40センチ 1匹

フカセ釣り
竿:ダイワ DXRエアチューン 1.35-53
リール:ダイワ インパルトα 2500LBD ピンクカスタム
ライン:ダイワ アストロン磯マックスガンマ 2号
ハリス:シーガー シーガーグランドマックスFX 1.75号
針:がまかつ 伊勢尼5号
ウキ:AURA CAST-M2(イエロートップ) 0号(←沈め釣りには本当におススメです)

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グレはアオサでお腹の中びっちりでした。ウノシマを見ればその理由が分かります。グレは真子、マダイは白子、チヌはチームメイトにあげました。