海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

固定仕掛けのメリット、デメリット

久々にテクニカルな内容について配信しますね。
私はフカセ釣りを行う場合、遊動仕掛けよりも固定仕掛けを用いる方が多いです。
理由は簡単で、比較的水深の浅いみなべの沖磯に行く機会が多いからです。では、それ以外の場所ではどうしているのかと言いますと、正直場所によりけりです。深場を狙うのであれば遊動ですし、浅い場所ですと固定です。
では固定仕掛けのメリットとは何でしょうか。
私たちは固定仕掛けのことを「かっつけ」と呼んでいます。かっつけのメリットは、タナに落ちる前に魚がくわえてもアタリがはっきりとウキにでることです。また、風が強い日などは、道糸が風に取られてタナまで落ち切らないことがありますが、かっつけであればその心配はありません。どうしても冬場は北西の季節風が強いので、風をモロに受けてしまいやすい紀伊半島の西側ではかっつけの出番はあると思います。しかしながら、最近はこのかっつけ仕掛けを用いる人が少なくなってきました。非常に寂しい限りです。
また、かっつけのデメリットは余り深くできないことです。足場が高い磯であれば3ヒロくらいまではかっつけ可能ですが、みなべのような足場の低い磯は2ヒロちょいまでが限界です。私が最近釣っている魚はすべて2ヒロちょいまでの釣果です。グレは撒き餌をしていると浮いてきますから、みなべのような水深がない磯であれば2ヒロちょいあれば十分に対応できるというわけです。それに沈めて釣ればもう少しタナは深くできますしね!
皆さんも水深のない釣り場でフカセを行う場合には是非ともかっつけにトライしてみてくださいね!