海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

10月4日(日)釣行記 西ノ地沖 伝馬船

こんにちは!
今日は昨日行った釣行の模様をお届けします。
長くなりますが、どうぞお付き合いください☆

幻の魚が釣れている!?

前回の釣行後に、実は迷いがありました。
前回の釣行はこちらから↓↓
seiun-k.hatenablog.com
おかげさまで、たくさんの魚種を釣ることが出来ましたし、イサギのサイズも大きく満足できるものでしたが、そのときの釣果が私の釣行に迷いを生じさせました。
前回流れたブリ釣り、再びみなべでフカセ釣り、はたまた別の選択肢か…。
とりあえず各地の釣果情報をポチポチしていると…。
印南沖の伝馬船で9月の連休明けからヤイトガツオが回っているではありませんか。
ヤイトガツオ(標準和名はスマ)は、幻のカツオと言われていて、私は今まで何回か狙いに行ったことがありますが、生まれてこのかた釣ったことはありません。
以前二度ほど市場にヤイトガツオが入ってあるのを購入したことがありますが、全身トロのそれはそれは美味しい魚です。
これはヤイトガツオを釣りに行くほかはないと判断し、ダメ元で高井丸さんに電話をかけます。
「船頭、毎度、今度の日曜日なんやけど、伝馬船空いてたりせんよねえ・・・?」
「日曜日は空いたーるよ!」
「!!!!じゃあお願いします!」
速攻で決まりました。
ヤイトガツオが釣れているのに、まさか予約がとれるとは…。
嬉しすぎて、とりあえず週末に向けて準備します。
西ノ地沖の伝馬船ポイントはそこまで深くなく、釣り方としては、完全フカセ、天秤フカセ、カゴ釣りの3つがメインとなります。
今回の狙いはあくまでヤイトガツオなので、完全フカセとカゴ釣りの2本立てで挑むこととします。

当日まさかのあの方との初対面

最近仕事が忙しいからか、以前であれば仕事帰りに釣り場までノンストップで行き、車中で爆睡したのですが、家にいったん帰って、寝てからしか走れなくなってしまいました...。
この日も2時半まで爆睡し、一路印南町へ。
今回は完全フカセがメインになるだろうと考えていたので、撒き餌に生のオキアミを5枚、アミエビを2キロ、刺し餌に生のLLを用意しました。
伝馬船は上がりが最長14時までなので、少し頑張れそうな気もしますし、極端な話、モチベーション次第で11時上がりもあり得ます。
5時までに用意を始めていると、続々と他のお客様が来られました。
「ここ高井丸さんですか?」
「ここ木下丸さんですか?」
など、お声がけいただくことなんと5組(笑)
それだけ乗り場がややこしいのが印南港です(笑)
そして、
「◯◯さんですか?」
「はい!」
「aoriです!」
「!!!!!!!!!!!!!」
まさかのaoriさんでした。(←名前をクリックして頂ければaoriさんのブログに飛びます。)
aoriさんは、私が日ごろ読ませていただいているブログを書かれている方で、釣り方も釣りのフィールドも私と似ていて、いつも勉強させていただいております。
そのaoriさんとまさかここで出会うとは!
感動でした!

いざ出船

西の地に向いて伝馬船を曳いていきます。
その間に私は完全フカセ2本、カゴ釣りの準備を終え、いつでも釣り開始できるようにしておきます。
アンカーを自分でかけて、いざ釣り開始です。
私は船尾の両サイドに竿受けをセット(チビラークロングがおススメです)し、完全フカセの竿をとりあえず20メートルラインを引き出した状態で、ロックしておきます。
その間にもガンガン餌を撒いて、魚を寄せておきます。
時折、上瀬の嫌われ者のムロアジ(クサヤモロ)が見えますが、幸い針にはかかってきません。
カゴ釣りをタナ4ヒロで始めてみますと、いきなり竿が沈みます。
走り回っているのでカツオ系ですが、問題はどのカツオかです…。
えいっと抜き上げたカツオは…

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お腹に茶畑のマークがあります。ヤイト(お灸)した跡のように見えますよね?

私が長年求めてきたヤイトガツオです!
サイズは大きくはありませんが、夢がかなった瞬間です。

潮どまり後ラッシュ

この日は7時が潮どまりで、ちょうどヤイトを釣った時間が6時半くらいでしたので、そこからアタリがぱたっと出なくなります。
そしてまた、7時半くらいから釣れ始めますが、ここからがほぼ1投1匹で何かがかかってくる確変モード突入。

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2週連続登場のダツ
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カツオはカツオでもリリース対象のメジカガツオ(マルソウダ)
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引きは天下一品のサンノジ

それにチャリコなども混ざりながら、コンスタントにイサギを稼いでいきます。
25センチ前後をキーパーとしてどんどん生け間に放り込んでいきます。
ここでキーパーサイズのイサギを15匹は釣ったはずです。
逆に完全フカセが悲しいほど沈黙し、完全フカセではイサギが2匹くらいでした><

賭けにでる

11時に船頭が見回りに来ます。
そのタイミングで私は今の釣り座を諦めて、別のところにアンカーをかけてもらうことを決心します。
確かに今の釣り座であれば、イサギはコンスタントに数を伸ばせて恐ろしい匹数になったとは思いますが、あくまで狙いはヤイトガツオです。
ヤイトガツオは最初に釣った1匹のみ、流石に1匹では帰れないので、ラストまでの居残りを決意。
場所を変えてヤイトガツオを狙うことにします。
結果で言えば、この場所変えは悪くはなかったと言えます。
変えていきなり本日2本目のヤイトガツオや、ソマガツオ(ヒラソウダ)が出ましたし、ツバスの活性も高い場所だったようで、ツバスもここでは6本釣れました。
勿論イサギも釣れましたし、サンノジやアイゴも登場したりと、面白いポイントではありましたが、朝一のような一投一匹ペースではなく、二投一匹ペースとおよそペースは半減したのは残念でした。

迎えの時間

そんな楽しい時間もあっという間に終わり、お迎えの時間になりました。
迎えの時に生け間を見てびっくりしました。

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生け間1です。だいぶ密になっています。
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生け間2です。ここにも結構入っています。

黒いのがイサギ、青いのがツバスです。
ツバス2匹とカツオ類はすでに絞めています。

下船後

aoriさんとお連れの方と談笑したり、もう1船の方たちと談笑したり楽しい時間を過ごせました。
ツバス4本は、もう1船の方たちが乗船前に欲しいと言っていたので、進呈しました。
aoriさんは、帰られる前に肴釣師さん主催のカゴ釣り大運動会でまた会おうとおっしゃってくださいました。
カゴ釣りの猛者たちが集まるビッグイベントに、私のような人間が行くのも申し訳ない気がしていたのですが、aoriさんの優しいお人柄に感動しましたし、皆さんとお会いしてお勉強させていただくいい機会だと思いましたので、参加させていただこうと思います!!
aoriさん下船のお手伝いや、いろんなお話ありがとうございました。
カゴ釣り大運動会でもどうぞよろしくお願いします!

<当日の釣果>
ヤイトガツオ 32~33センチ 2匹
ソマガツオ  32センチ    1匹
イサギ    25~35センチ 20匹(写真以外は実家へ)
ツバス    38~42センチ 6匹(4本別船のお客様へ、2本実家へ)
ほか チャリコ、サンノジ、アイゴ、メジカガツオはリリース

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ヤイトガツオとソマガツオです。
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イサギたちです。

カゴ釣り
竿:ダイワ メガディス 3号遠投ー53
リール:ダイワ プレイソ 3000LBD
ライン:サンライン ブラックストリームマークX 4号
ハリス:シーガー グランドマックスFX 4号
針:名刀針 伊勢尼9号、名刀伊勢尼9号 3本針
ほか完全フカセ釣り2本も…