海神様に誘われて

タイトルは海神様(わだつみさま)と読みます。豊かな自然がいっぱいの和歌山の海に誘われたセイウンの釣行記(釣考記)です。 釣りの話以外にも私が愛するベトナムのお話なども行います。

【自己記録更新回】11月22日(水)釣行記 潮岬沖

こんにちは!
野球が終わったころくらいから水温が急激に下がり始め、好調続きだったキハダが少し下降気味になってきました。
今回は親友のTKNと、その同僚2名を連れてかわばた渡船さんで完全フカセです。
親友TKNは私のYouTubeにもたまに出演してくれていますが、持ってるか持ってないかで言うと、かなり持っている男です。
初めてのブリ釣りで12キロの記録的なブリを釣ったり、先日のウメイロ釣りでもジャンボイサギを釣ったりと海の神様は味方しています。
今回の完全フカセは私と常連様が自前タックルで、TKNとその同僚2名は完全レンタルで挑みます。
ポイントはかなり沖側になっていて、水深は300~500メートルくらい。
ファーストヒットは私にきました!
50メートルラインからなんか糸が急に早くなったなと思ったのですが、こちらはマグロやカツオを想定していますので、単に潮目に入ったのだと思い込んでいました。
100メートルまでいって回収するときに、ん???なんかついてるぞと。
しかし、全然余裕で上がってくるのでマグロやカツオではありません。
んで上げてくると・・・クロエイ(ホシエイ)でした・・・
一同はひでき船長を含め私をいじり倒してきます。
50メートルでクロエイて、しかも今シーズン初らしい・・・・。
この1発で萎えまくります。
周りの船ではぱらぱらヒットコールがあり、9時くらいまででボウズの船は3分の2くらいになっていました。
9時を回ってくると、暖かくなり、だんだん眠くなって、糸を出してスプールを触りながらまどろみます・・・。
誰もアタリがなく、不毛な時間を過ごしながら、殺気もなくなり、うとうとしていますと、、、
船長から80メートルラインに反応あると、そのときちょうど80メートルだったので、100メートルちょいまで流すようにしました。
すると、一気にラインが走ります!!!
クラッチを入れて、アワセを入れて、巻き取りを始めます。
GoProのスイッチも入れて今回は余裕でことが進みます。
ただ電動ゾーンは前回と比べると圧倒的にこっちの方が苦労します。
少しラークの位置を変えてもらって、右手でライン、左手でスプールを抑えながら、少しずつ巻き取っていきます。

こんな感じですね!

しかし80メートルくらいから全く巻けません。
この時点でマグロリング2つ入れてもらいます。(リングはエラを止める力があり、相手の遊泳力を弱められます。)
これは前回よりはるかに大きそう。
電動ゾーンでは多分10分以上は格闘したように思います。
ようやくあがってき始めます。
20メートルを過ぎたあたりからはすんなりとあがってきました。
これはおかしい・・・。
魚影を見て合点がいきます。
そうトンボです。
トンボは、最初はかなり引くのですが、一度諦めるとすんなり上がってくる魚です。
手動ゾーンに入ってからは多分1分くらいでした。
1回目の浮かせで1発銛撃ち成功でした。
ひでき船長ありがとうございます!!

見事に肥えた美味しそうなトンボです♪

ワタありで25キロほど、全長は120センチと私の自己記録更新のトンボです。
しかーーーーーーーーし、私たちが釣りにきたのはこいつではありません。
裏本命ではありますが、本命はあくまでキハダです。
今回は前回と違って余裕があるので、即流し始めます。
天とは無情なもので、やる気のあるときに限って釣れません。
この戦いのおかげでなんとか目はばっちり覚めて、やる気に満ち溢れてしまっています。
そうこうしているうちに常連様が4キロの本ガツオをヒット。
この時期の戻りガツオは脂がとてものっていて美味しいです。
11時を過ぎて、親友TKN達にはアタリすらないので、私の釣ったトンボの半身を帰ったら持って帰りなという話をして、11時半を迎えたころに一つのドラマが起きます。
親友TKNとその隣で釣っていたTKNの同僚を強烈な引きがいきなり襲い掛かります。
ダブルヒットですね。
私は絡まないように仕掛けを巻き上げて、二人のサポートに徹します。
TKNの方は途中簡単に巻けていたので10キロ前後のトンボでしょう。
同僚の方はすこし強烈な引きにてこずっています。
というか彼は人生初釣りなので仕方ないですが、初釣りがマグロ釣りて・・・・。
二人の魚がお互いに向き合って走ったので、クロスします。
二人は釣り座を入れ替えてファイトします。
電動ゾーンなのでそんなしんどくないはずですが、親友TKNはその時点ではぁはぁ言ってます。
よく見ると船長がめっちゃ笑っています。
はぁはぁ言いながら、右手の糸をすごい速度で小刻みに出し入れしてる姿がもうアレにしか見えないと。

アレですね・・・

二人で大爆笑していると、肝心のTKNは余裕がなさ過ぎてこっちは必死やと言うてきます。
TKNの方が若干早くあがりそうなので、TKNのランディング補助に入ります。
どうやらトンボのようです。
電動リールゾーンが終わってから、TKNは地獄の手巻きゾーンに入りますが、私のトンボよりも小さいし大丈夫なはずなのに、ヨタヨタすぎて、何度も突っ込まれています。
船長もTKNに檄をとばして、何とかTKNは初挑戦で初トンボゲットです!
同僚君の方も、だいぶ巻き取れるようになってきて上がってきたのは、こちらもTKNと同じようなサイズのトンボでした。
おそらく、TKNのレンタルリールがビーストマスターで、同僚君の方のリールがフォースマスターだったというのもあるのでしょう。
無事に2人ともランディング成功しました。
その後はアタリもなく、終了!
TKNの同僚1名だけボウズでしたが、何とか4人中3人が釣果をあげることができました。
TKNたちは2本を3人で分けるらしく、それを持って帰っていました。
私は25キロのをまるまる一本、食べるのが楽しみですね☆

<当日の釣果>
ビンチョウマグロ(トンボ) 120センチ25キロ
クロエイ(ホシエイ)    1メートルくらい(リリース)

よく肥えたトンボでした♪

完全フカセ釣り
竿:シマノ バンディットキハダ 190
リール:シマノ ビーストマスター9000
ライン:漁業者用 フロロ30号 100メートル
針:オーナー 閂キハダ18号